Recent Trackbacks

090304 アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―

in国立国際美術館

  グロイらしいと聞いていた。PG-13くらいかなあと思って、覚悟して行ったけど、はるか斜め上をいく感じ。中国の現代美術が売れてると聞いてでかけたんやけどね。
 スンとポンの「老人ホーム」はよかった。子供も喜んでいた。え?子供を連れてきてるのか?!カップルもいたけど、よっぽど前衛的なんやろなあ。ヤンの「アイウイルダイ」もよかったけど、映像多いし、長いし全部見るには根性と体力がいる。
 抑圧されてたんやろなあっていうのが、ひしひしと伝わってくる作品が多い。だからって自由だからなにしてもOKなんか?自由とか、束縛からの開放?凡人には超越した芸術の世界やったよ。ツァオフェイの「ヒップホップ広州」は若いので抑圧がすくないんかだいぶ楽。

 B1にあるミロが見えるところにおいてある椅子は座り心地よいよ。

明日の神話

  岡本太郎の原爆をテーマにした代表作。行方不明だったのが2003年にみつかって、修復して今は東京都現代美術館で展示中。さて恒久的にどこに展示しようか3ヵ所で誘致合戦中。渋谷と広島と吹田。
 「明日の神話、誘致」で検索したら広島、渋谷に負けてるやん。がんばってくれよ吹田!人類の進歩と調和がテーマだった万博の、その記念公園にある太陽の塔の中心部の顔とこの明日の神話の中心の顔はぜひセットでつなげて見るべきものだ。セットで見てこそ岡本太郎の心意気が伝わるというもの。長年のときを経ていっしょにさせたい。万博公園も残していく遺産のひとつ。都心部の駅なんて100年のときを超えて改修しないなんてありえんもの。人類の発展とそのさきにあるものをつなげて考えていくのにぜひセットにしてほしい。
 と思ってたんだけど
 http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/071202/osk0712020254000-n1.htm

もう~!万博記念公園の融通のきかなさにあきれる。文化遺産というものがどういうものかわかってないのかん?がっかり。離しちゃいかんのよ。だから他に負けるんよ。時をこえて大事にしていくものがなんなのか見極める目をもちたい。くだらん箱物ではなく中身が大事なのよ!

ルーブル美術館展 京都市美術館

 土曜日に出かけたけど、覚悟したほどでもない人出だった。うむ~最近高齢化でむしろ平日のほうが混んでたりするんだろうか?彫刻やら壷なんでウケがよくないのかな?
 古代ギリシャは多神教。勝利の女神様はニケ。彼女が舞い降りてくれれば勝てる。お祈りしたよ。「おりてきてください。長居の地、セレッソというチームの元へ。」さすがヘレニズム時代?本物は違うのか?勝点3がやってきた。だれかまたお祈りにいってくれん?「小瀬の地。セレッソというチームの元へ。」11月5日までやってます。高さ19,8センチ。ガラスケースの中におられます。
 絵葉書はサモトラケのニケと勝利の女神ニケの小像を買って、それを長居に連れて行きました。サモトラケのニケは超有名ですが、こちらはきてません。あの羽をみるとどこかへほんとつれてってくれるような気がする。

 広島のウエズレイのスーツ姿を今日始めて見たのですが、めちゃくちゃかっこいいですねえ。黒いスーツの人がいっぱい出てきそうな映画にだしてみたい。「わしにかかってくるやつはどこにおる」とかなんとかそんな台詞を言わせたい。そのウエズレイさんのおしりなんですが、ギリシャ彫刻にまけんぐらいキリリとしたおしりだなあとおもってた。

 ギリシャ彫刻の足をしげしげ眺めてた。人差し指が親指より長く、小指が非常にちいさい。あきらかに日本人の足とは違う。どっちがはやく走れるかはわからんけど、少なくともギリシャ人に合わせた靴は日本人には絶対あわんということはわかった。

プラド美術館 in大阪市立美術館

 大きな絵が多くて迫力があります。これぞ肖像画っていうようなのが次々と現れます。いちばん感動したのはサンチェス コタン ファンデの「狩猟の獲物、野菜、果物のあるボデコン」です。ボデコンとは静物画のこと。ひのなと人参が手に取れそうなくらい3Dで書いてあります。こんなのはじめてみた。模写した作品も数々あるらしいけど、足元にもおよばんらしい。図録を立ち読みしてきた。日本初公開の作品が目白押し。
 その作品のまえにいくと救われそうな女の人の絵ムリーリョの「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」。ウオーリーを探せみたいな精密な作品とか。馬から落ちた人が書いてあった。バッタリオーリ「アランフェス宮殿の眺望」です。
 ルーベンスの「ヒッポダメイアの略奪」は、力が沸いてきそうなくらい力強い。リバルタの「聖ベルナルドゥルスを抱擁するキリスト」はなんかやっぱり救われるなあって気がする絵です。
 これでもかというほどには絵はありません。ほどよい量です。あとは公園でのんびり。カラオケもなくなってゆったりすごせるようになっていた。カラオケを楽しんでた人には悪いけど、ぼーっとすごせるようになってよくなった。
 

フンデルトヴァッサー展 in京都国立近代美術館

 会期最後の頃に行ったらいかんと思ってるんだけど、結局際になってから行く。意外に混んでなかった。大阪であったプーシキン美術館展とはえらい違う。まああれは春休みやったけど。ドガと渦巻きでは客を呼ぶパワーに違いがあるんかも。
 私も知らん人やったし。舞洲にサッカーを見に行って、そんでもってあのとんでもポップで派手な建物(ゴミ処理場)を見て、なんだありゃ?だれのデザインなんだ?ってところから始まった。
 あの建物も見た人の何割かがなんだあれは?と思い、そのなかの何%かがフンデルトヴァッサーに行き当たり、ほんでもって彼の意図することがまあちょっとでも伝われば、まああの芸術も本望かなあ。人間と自然との共生というか、人も自然の一部であるというのが、おおまかな彼の持論のようだ。
 舞洲の煙突の第1プランはもっと派手だったみたいだ。小部屋ももっと多かったようだ。遠めにしかまだ見たことがないので本格的に舞洲工場の見学に行ってみよう。
 もっと建築部分がクローズアップされてるのかと思ったけど、5体くらい?の模型が並んでるだけだった。もうちょっとあーだこーだ細かく解説があるんかと思ってた。でも模型が大きいのでけっこうフンデルトヴァッサーの世界に浸れる。窓は四角でまっすぐじゃなきゃだめという概念からまず出ることになる。色がいろいろでおとぎの国のような感じになる。
 絵が多い。もちろん普通の絵も書けるわけで、人物画も静物画も風景画もうまい。あたりまえか。できる人はなんでもできる。巻がサッカーもアイスホッケーもできるのといっしょかも?
 タペストリーが何枚かあった。大きいので迫力があってよかった。もってかえりたいと思うくらい、できがいい。こんなおおきなもん家にはいらんけど。
 そうや「ガンバにて」って絵があった。どうもチベットにあるらしい。でもその絵は脚が書いてあるんよねえ。ガンバってイタリア語やったとおもうんやけど。

恐竜博2005 in長居

 混むといやだなあということで、もう行ってきました。2時間もあればくまなく隅々まで見られます。ティラノサウルス「SUE」とか言うのでメスだと思ってたら、発見したのが女の人で、オスかもしれんけど、はっきりせんみたいです。
 発見したものの、土地所有者が所有権を主張して、結局裁判になり、土地所有者のものになり10億でシカゴのフィールド博物館が買ったもんです。
 でかいです。怪獣ではなく、恐竜であり、むかしむかし2億年前とかいわれてもよくわからんのですが、生きて動いていたときがあったのです。そんなときにこんなもんに出くわしたら生きて帰るのは不可能です。CTスキャンによると、嗅覚がとても発達していたようです。映画ジュラッシックパークでトイレに隠れて、結局は食べられちゃったおじさんがいましたが、あのシーンまんざら嘘でもなさそう。
 恐竜が、鳥に進化していくのを骨で見ていきます。進化していく過程で現れたはずの動物がごそっといない、まだ発見されてない?ので、結構無理やりなところもあるけど、まあ進化したんだろうということです。最後に鳩がでてくるんだけど、それが剥製。つまり羽がついてる。骨は写真。最後も骨で締めてほしかったなあと思います。
 進化が何によるものかは説明がさっぱりないです。環境に順応したのか、えさをとるためなのか、他との生物との生き残りのためなのか、結局まだよくわからんのかしらん。恐竜が絶滅したのは、隕石衝突説もあるけど、種としての繁栄がそろそろ衰退していて、そこにとどめをさされたんではないかとか説明されてました。
 ティラノサウルスの大きさを実感するためにも、実際足を運んでみてはいかがですか? ジュラッシックパークの見すぎだとは思うけど、もう頭の中ではT-REXの叫び声が聴こえてきます。いったい何をたべてたんだか、この1匹を養うためにとんでも広い森があっただろうなあ。でかさによって、他の生物を圧倒できたかもしれんけど、おなかはすくだろうなあとか、どうも共食いしてたみたいだとか、そんなこんなを考えてわくわくします。

フンデルト バッサー

 テレ朝の報道のコンセプトはわかるけど、ようは大阪市は箱物にお金をつかいすぎということを言いたいらしい。芸術にはお金がかかるんよ。バッサーの環境を意識した主張を表現しようとするのにゴミ処理場は意味がある。舞洲のシンボルとしてバッサーの建物は意義があると思ってる。あの派手さはなんか大阪らしいし、夢のある建物だと思う。その夢をちょい壊した。煙突についてる小部屋(お姫様の小部屋?)はそこに入れないらしい。ようは単なる飾り。。。知りたかったようで知りたくなかったような。
 デザイン料は6000万。煙突によぶんにかかったのは9億円。でもね建物を鑑賞する価値は充分あるので一度見に来てください。窓の形ひとつひとつ、曲線の美しさがあります。絵画みたいにあちこちもっていけんしね。でその中身がゴミ処理場であることもバッサーの芸術の一部なのでよくかんじてほしいと思います。

谷川俊太郎「二十億光年の孤独」


ラジオをたまたまつけたら朗読していた。今も高校の教科書にのっているのね。
とっても好きな詩です。
星が輝く空を眺めながら、この詩をかんがえるととても楽になる。
ここでは星の数がたらないかも。

ちょっと涼しさを感じられる今日に適した詩だなあ。

フンデルトヴァッサー

大阪市環境事業局舞洲工場の派手さが気になり調べた。
オーストリアのフンデルトヴァッサーさんがデザインした。

フンデルトヴァッサー《フンデルトヴァッサーハウス》
なる住宅がオーストリアにあるらしい。
これはちょっと押さえた感じになっていて、すんでみても楽しそうと思わせる。

で、

6月26日(土)の夜10時からの美術番組「美の巨人たち」で、
なんと!「フンデルトヴァサーハウス」が放送予定です。
東京地方では、12ch.TV東京で。

があるらしい。みてみよう。
セレッソからの逃避第4弾でした。

無料ブログはココログ

Since 2004.4.14

  • きゅうり2
    花ときゅうり